ゴセシケラボ

合成神経細胞群塊研究所電信網分室。嘘。文庫本とか漫画とかアニメとか。あと『セブンズストーリー』。

7月のアニメ雑感

アンゴルモア 元寇合戦記
原作については未読で絵柄もコミックスの表紙くらいしか知らなかったので、アニメを見てみたら主人公の『皇国の守護者』感がすごくて驚いた。しかも蒙古(モンゴル)が絡んでいるから『シュトヘル』でもあるし。原作者は伊藤悠と関係があったりするんだろか。なかったらどうだというのだ?

夢王国と眠れる100人の王子様
次回予告のコントが秀逸なのでたぶん良アニメ。

『Phantom in the Twilight』
これも次回予告のコントがそこそこ秀逸なのでたぶん良アニメ。

はたらく細胞
原作は未読。で。アニメとしては確かに面白いんだけど、少々擬人化がすぎるのでは。例えば、擦り傷の話でかさぶたが血小板の働きで作られると説明してたけど、凝固した血球はそのまま絡めとられて死んでいくわけで。でもアニメの描写をストレートに受けとると、かさぶたになった血球たちは元に戻ってる事になる。
漫画やアニメの作法的に主人公格のキャラは安易に殺したり復活させたりできないってのはわかるけど、血球って細胞としては短命の消耗品なんだし、そこ嘘ついちゃうのはどうなんだろう。他の部分にはちゃんとした注釈いれてるのに。だからもうそこは割り切って現実に寄せちゃって、主人公格の白血球が一人死んでも次から次へと同じような白血球が現れる、ぐらいのオチでよかったのでは。

『プラネット・ウィズ』
主人公が念力合体して現れるロボがなにか強烈にデジャブを引き起こしたので悩んでいたら、ロボのデザインがいづなよしつねと分かった瞬間にああ『ガドガード』か!と腑に落ちました。ブレねえなあいづなよしつね

はねバド!
主人公ほか重要キャラが髪をリボンでまとめているんだけど、そのリボンがどれもこれも中に針金入ってるのかってくらいピーンと突っ張ってて、特に主人公の母親のリボンがレシプロ機のプロペラみたいでそれが第一話の印象w
ネットでの情報によると、どうも原作の序盤は今イチな展開なのでアニメはそのへんを再構成しているらしい。これまでのところその再構成はうまくいってる感じ。しかし、主人公をはじめ一部キャラの感情の乱高下がなかなか激しくて目が離せない。無焦点の瞳で「お母さんなんかいらない」とかホラーすぎるw

はるかなレシーブ
毎回が水着回。まさに今この時期にやらないでどうする!というアニメ。内容的には、最初の二話でちょっと「んんん?」と思うところはあったけどまあ無問題。

『邪神ちゃんドロップキック』
第一話を見たらすでにキャラが出揃っていて関係性も構築済みの環境だったので、あれ?俺もしかしてなんか見逃してる?初回だけ一時間スペシャルの別時間帯で放送したとか?と不安にかられたが、どうもこれで通常放送らしい。
その後も見続けているけど、このキャラはこういう素性でーこっちのキャラとはこういう関係でー、とかほとんど説明されない。そもそもなんで主人公が邪神ちゃん呼び出したのかすらよく分からない。
アニメは原作の面白いとこどりで、詳しいことを知りたければ原作コミックスを買って読んでね♪という事なのだろうか。それはそれで斬新というか思いきったスタイルというか、いやまあ面白いけど。今後はこういうのが原作つきアニメの新しいスタンダードとなるんだろうか。

ちおちゃんの通学路
通学路コントというから、時間帯はほぼ朝限定だし舞台もいつも同じだしなかなか縛りがキツくて自由度の少ないコントになるなあと思っていたら、思いのほかいろんなパターンが出てきて楽しめる。
しかし主人公、フィジカルとか瞬間的な判断力とか無駄にスペック高いよなw

『天狼 Sirius the Jaeger』
吸血鬼vs人狼もの。もはや定番の王道。なので、時代背景による風味付けを楽しみにしてます。と、今気づいたけど、このさき人造人間(フランケンシュタインの怪物)が出てきそうなんだよなあ。『怪物くん』か〈ダークユニバース〉か。

『Back Street Girls ゴクドルズ』
原作は掲載してたのをちらほら目にしていて、第一部の最終回っぽい回も読んだので、どんなものかは大体把握。
それを踏まえたうえでも予想以上に面白い。ヤクザ者と美少女の組み合わせは名作快作が多いものだけど、まさかその二つを物理的に混ぜ合わせてくるとはw
あと、いろいろエピソードをこなして周辺のキャラが出揃ったところで、その周辺キャラでエピソードを作ってくるのも上手い。
でも、面白いのに万人に勧めづらい内容なのがなあw

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』
第一話、前半を見たかぎりでは女子高生版『高校星歌劇』という印象だったが、後半はガラリ。ネットでは『ウテナ』という感想があったけど、個人的にはアレは『スタドラ』を連想したなあ。
その後、さてじゃあこのオーディションとやらは一体何なのか?という説明が当然あるものと思っていたら今に至るまで何の説明もなくて少々困惑中。頼むからちゃんと説明して?
あと全然関係ないけど、オーディションの時の衣装が『セブスト』の魔法学院とか魔導学校の制服を連想させて、しかも戦う際の武器も剣、弓、槍など多彩な武器種なので、これ『セブスト』とのコラボ、有りだな、と思いました。