ゴセシケラボ

合成神経細胞群塊研究所電信網分室。嘘。文庫本とか漫画とかアニメとか。あと『セブンズストーリー』。

ニチアサとか文庫とか漫画とか

『ゼロワン』
ゼロワンのデザインとか人工知能というテーマとか、始まった当初はものすごく期待してたんだけど、ちょっと、うぅぅーん、何て言うか、えーと……。
コロナのせいかな?とも思ったけど、さうざーぐらいまでの展開はかなり前に決まってたみたいなので、あっじゃあコロナのせいじゃねえじゃん。ごめんなコロナ。
でもやっぱZAIAと「お仕事五番勝負」のあたりがネックだった気がするんだよなあ。てか、あまつしゃちょーだよ。あんなエキセントリックなキャラにしなくても、もっと普通の悪役でよかったのでは?

『セイバー』
とりあえず個人的感想として、歴代平成ライダーの中でもトップクラスの「ライダーっぽく感じられなさ」。
これまでにもデザインとか世界観で「いやこれはライダーじゃないだろ」て思わされる平成ライダーは少なくなかったけど、でもお話が始まって、実際に動くライダーを見たら結果的に「あぁライダーだ」って思ったもんなんですよ。
でも『セイバー』はなぁ。
ちょっとなぁぁぁぁ。
今のところ、デザインでもお話でも全然ライダーっぽく思えない。始まった当初は、なんか『リュウケンドー』っぽいかな?とか思ってたけど、今はもうそういう類似品が見当たらないほどのワン&オンリー。
そもそも、いろいろややこしい設定なのに説明が不十分。各シーンのつながりには、意図的に二、三ページ落丁させられてるような不安定さを感じる。
結局「これまでのライダーとは違うことをしようぜ!」て頑張った結果、「ライダーがするはずじゃなかった地点」にたどり着いてしまったような、そんな感じ。

『キラメイ』
放送前の情報として、名前と見た目のイメージでちょっとユルすぎないか?みたいに思ったし、乗り物×宝石という組み合わせが個人的にしっくりこなかったので、大丈夫かこれ?て思ってたけど、始まってみれば意外に手堅い面白さ。
キャラ立てが上手いんだよな。レッドやイエローなどレギュラー陣はもとより、ゲストキャラとか邪面師に至るまで画面の中で生き生きしてる。何より画面が明るい。
コロナについても、レッドが陽性と報じられた時には最悪の事態もチラついたけど、見事復帰。その間の総集編も面白かったし。
しかし、
マブシーナ姫の造形はもうちょっとなんとかならなかったのかと。
いやわかるんですよ? デザイン的に、本当なら水晶ドクロとかクリスタルボーイとか『999』のガラスのクレアみたいに、全部透明な素材の頭部にしたかったってのは。でもそれ無理じゃないですか。だからああいう不透明だけどキラキラした感じの素材でって、いやいやいやいや違うな。違う。
やっぱそういう事情とはあんま関係ない部分で、単純に可愛くなくない? 正直、マブシーナを初めて見たときは、十面鬼ゴルゴスを思い出しましたよ。青い人面岩かと。例えば、もう少し頬のあたりがシュッとした顔立ちになりませんでしたかね。『キュウレン』のラプターとか可愛かったよ?

『ゼンカイ』
期待しかない。

『ヒリキュア』
医療をコンセプトに据えたプリキュアで伝染病のパンデミックにぶち当たるとか、持ってるんだか持ってないんだかw でもこれで、後世でプリキュア史を語る際には外せない作品になったのは間違いないかな。
それはそれとして、
プリキュアチョコのCM。
いきなり手慣れた歌声に気をとられてしまうけど、あのメロディって「ラバンバ」だよね? なんで?
仮面ライダーグミも一世風靡セピアだし、いくらなんでも古すぎない? ニチアサ見てる子供たちじゃなくて保護者層を狙ってるにしても、元ネタが古すぎてストライクにはほど遠い気がする。もしかして、狙いはお父さんお母さんじゃなくてその上、祖父母層なのか……?

『トロキュア』
夏と海とか、テーマやモチーフがここまで限定的なプリキュアとはまた思いきったもので。
こうなるとさらにその次のプリキュアは、冬山と流氷とか思いっきり真逆に振り切ったりしないかな。『ゴールデンカムイ』みたいに。キュアチタタプとキュアオソマ

『ミュークルドリーミー』
そして今一番気になるニチアサ。
お話ももうそろそろ終盤なのに、着地点が今一つ見えてこないのはなぜ。ていうか、悪役側の目的や狙いがぼんやりしすぎてるうえに動かなさすぎるんだよ。だというのに、黒幕だけはガチで悪人なのがマジで怖い。なんなの、「貴方にはまだ良心が残っているようですね」って。いくらラスボスとはいえキッズアニメで言っていいセリフじゃないよ!デスゲームの主催者がプレイヤー側に紛れ込ませたスパイを叱責する時のセリフじゃん!
夢の世界に入れる「ユメシンクロ」も怪しい。他人の夢に入れるのは、まあ当たり前だね。自分自身の夢に入れるのもまあいい。『ID:INVADED』ならイド嵐が起きるところだけどな。動物の夢もギリOK。眠れる生き物なら夢も見てる可能性があるからな。でも流れ星の夢ってなんだよ畜生。流星塵が夢見るのかよ。見ないとは言い切れないけどさ。
ていうか、ぬいぐるみのドリーミーメイトどもも怪しい。確か最初のドリーミーメイトは、製造元である雲の上のお城から落っこちるというアクシデントで主人公の元にやって来てて。しかし、そのあと登場するドリーミーメイトも全員雲の上から落ちてきてるんだけど。誰一人として正規のルートで流通してねえじゃねえか。
あと。あとねえ、
なんで登場人物あんなにしゃべるの。メインでしゃべってるキャラがいるのに、バックでモブも喋り続けてるって正直聞き取りにくいんですけど。『ミュークル』の台本って、他のアニメの倍くらい厚いんじゃないの?


文庫。
ええと、春に読んでたのが『黒王妃』で、それに続いたのが『ファイト』。佐藤賢一から佐藤賢一とか、投手陣が充実してる青道野球部でもそこまでエグい継投策しないよ?
しかしそれを受ける海外勢も、『壊れた世界の者たちよ』と『アメリカン・ゴッズ』というスラッガー揃い。特に『壊れた世界』はヤバかった。こんなの、ウィンズロウ版アベンジャーズじゃん。
そしてクローザーは池上永一『ヒストリア』。いやあ今年の夏は暑かったなあ。
そのあとは『コルトM1847羽衣』いって、今の積ん読には『機龍警察 暗黒市場』がスタックされてて、昨日その上に『遺訓』が乗っかって……と、月村了衛佐藤賢一率が高すぎるな? 我ながら、ここまで偏るとは思わなかった。


漫画。
七月、『インハンド』の第四巻が出ると気づいて、やったー!て喜ぶと同時に「あれ俺、三巻買ったっけな?」て疑念が湧いて。確かめたら、やっぱり三巻買ってない。調べたら、三巻は三月に出てたそうで。
ああ。
ああー、
その頃は本屋に行きたくても行けなかったなあ。行ってみたら営業時間短縮で閉まってたり、そもそも臨時休業してたり。あの頃に比べたら、行こうと思ったら本屋に行ける現在はまだましか。
ああ、だから『怪異と乙女と神隠し』の第一巻を買うのにも苦労したんだった。あれは四月か、行きつけの本屋に行ったら開いてなくて、どうしてもその日に欲しかったから久々に神保町まで足を伸ばして『怪異と乙女』一巻買ったんだっけ。でもそこから第二巻が出るまでは、わりとあっという間って印象だなあ。
『怪異と乙女』、あちこちで絶賛ばかりだからあえて逆張りすると、意味不明なギャグをもっと盛り込んでほしい。『虎子』第一話の「ゆっくり恥じらった!!」(S H A M E)みたいな奴。あれメチャクチャ好きなんですよ。何がどう面白いのか説明できないけど。もちろん『怪異』にも笑いはあるけど、ボケてツッこむ話芸がメインなんだよなあ。
てか都市伝説を扱った作品て、ちょっとひねくれた眼鏡女子が主人公でないとダメなのかな。個人的な観測結果だけど、『怪異』『ルート3』『裏世界ピクニック』がこの仮説に当てはまってて、わりと打率高い。
あと今年買った漫画というと、『メイドさんは食べるだけ』とか『つばめティップオフ!』とか、『瑠璃の宝石』とか。てか『瑠璃の宝石』って『大科学少女』か!よりニッチな分野に特化しちゃってもう!
これ以外にも『衛府の七忍』とか『オオカミライズ』とか『カムヤライド』とか。偏ってるなあ。