ゴセシケラボ

合成神経細胞群塊研究所電信網分室。嘘。文庫本とか漫画とかアニメとか。あと『セブンズストーリー』。

おっといけねえ

もちろん『令和のダラさん』も買ってますよ、もちろん。

『ダラさん』、マンガ本編がむちゃくちゃ面白いのは言うまでもないのだけれども、実はそれ以外でもちょっと興味を惹かれてる点があって。
そもそもダラさん、最初は姦姦蛇螺のダラさんだったんですよね。それが商業のお仕事になった際に「いや“姦”の字はちょっと…」てなったっぽくて、“屋跨斑”(ヤマタギマダラ)と改名。
つまり。
結果として、姿形もキャラ性もほぼ一緒だけど名前だけが違う、姦姦蛇螺と屋跨斑、二体の怪異が存在する事になったわけで。鉄腕アトムジェッターマルスみたいな。
さて姦姦蛇螺。ネット発信の怪異としてはトップクラスの有名どころだけど、一般的な知名度はやっぱまだ低い気がする。低いんじゃないかなあ多分。例えば『鬼太郎』の新シリーズで姦姦蛇螺が出てくるか?って言ったら、ちょっと首ひねるでしょ(それは見た目がアウトだからでは)
一方、屋跨斑。ていうか『ダラさん』。メチャ面白いマンガですでに界隈では話題を席巻、さらにはテレビCMとかバンバン流れて一般にも知名度上昇中。ていうかマンガのTVCMとか高確率でアニメ化の流れやん。アニメまで行ったらもう知名度爆上がり間違いなし。
てな感じで今後、姦姦蛇螺と『ダラさん』とで知名度格差が大きくなっていったとしたら。
姦姦蛇螺を知るより先に『ダラさん』に触れる人々も出てきたりして。
で、そういう人々が姦姦蛇螺を知った時に「なんや『ダラさん』のパクリやん」って言っちゃうような逆転現象が起きたりしないかなあと、そんな懸念というか期待をしております。
まあ、もう少し真面目なふうで言うと。ヴラド三世の“伝承”に対する“小説”『吸血鬼ドラキュラ』のように、キャラクターの伝播においてマスメディアの爆発的な影響力みたいなものが『ダラさん』でもみられたりしないかなーと。

TVCMで思い出したけど、『ダラさん』のボイスコミックでファイルーズさんがダラさん演ってはるやん。爆乳キャラ解禁済みやん。まあでもダラさんは高身長爆乳で、菫子の恵体爆乳とはまた脂のノリが違うしな。

『ダラさん』の舞台となってる地域って、ガチでヤバい禁足地を土地の人間がひた隠しにしてるって意味で、因習村としての条件は半分満たしてるんだよな。
でも、祭りや初詣にけっこうな人出がみられるので、環境的にはかなり開放されてるところは非因習村。という事は宅地や幹線道路などの土地開発と無縁ではいられないはず。
やっぱ過去にはダラさんの山を切り拓く話が外部から持ち込まれて、で何人か祟りビームでキャン言わされてたりして。三十木谷姉弟が登場しないとなると、ギャグでごまかせないからそこそこ陰惨な伝奇ホラーだったに違いない。

薫が持ってきた、お母さんの下着一式を身につける時のダラさん。
ブラ着けるとか恐らくこれが初めてだろうに、六本腕を駆使してホック留めつつ脇に手を入れてお肉持ってきてる手慣れ感、とても好きw

それと。
初めてコーラ飲んだ時“スカッとさわやカー!”に驚いて、瞳とか口元の蛇感丸出しになっちゃうダラさんの表情も好き。

あと。
本編じゃなくて幕間だけど、漫画家のペンネババロアねぶる”がめちゃくちゃツボw
なんか、マジでホントに居たような気がしてますババロアねぶる先生。茜新社あたりで二、三冊コミックス出てませんでしたっけ?

そうそう。ダラさんの蛇体部分である大蛇(オロチ)の怪異“谷跨斑”が、雄なのか雌なのかはっきりさせた方がいいと思います。だってほら、蛇の雄はアレがほら、ネッ?(薄い本案件)