ゴセシケラボ

合成神経細胞群塊研究所電信網分室。嘘。文庫本とか漫画とかアニメとか。あと『セブンズストーリー』。

4~6月のアニメとか

『八十亀ちゃんかんさつにっき』
「やっとかめ」という方言について解説がなかったけど、一応いれとくべきだったのでは。

この音とまれ!
部活ものとしてちゃんとしていて、特に突っ込むようなところもなかったんだけど、最終回の終わり方がものすごいぶつ切り、尻切れトンボだったのでびっくりした。あれはあの終わり方でいいの? もうちょっとなんかフォローが必要だったのでは。

『RobiHachi』
派手な長打はなかったけど、シングルヒットとバントと盗塁で堅実に笑いを取りに行くアニメだった。誉めてるんですよ?
あと、ヤンさんがロビーを追いかけていたのはガチでツーケーの利ー子ーを狙っていたからって事でいいんだろうか。いや、もう少しオブラートに包むか、ミスディレクションですり替えるかと思ってたもんで。

『なむあみだ仏っ! ―蓮台 UTENA―』
これも堅実だったなあ。

『Fairy gone』
マーリヤとヴェロニカのお話かと思ったら全然違う方向に行っちゃったので残念。まあそっちも嫌いじゃないけど。

『さらざんまい』
うっかり録画を溜めてしまったので、全11話を三回くらいに分けて視聴した。そのたびに濃厚でお腹一杯。
野趣あふれるギザ歯の宮野ボイスと細谷さんの組み合わせって何かデジャブあるなあとずっと気になっていたら、終盤の水しぶきでああ『Free!!』か!と思い出した。
他にも、『スタートゥインクル』でメガネの河童やってる同時期に『さらざんまい』でもメガネの河童って、そういうシンクロニシティってあるよね。

ドラマ『インハンド』
日本のドラマだから悪役は分かりやすくしないとね。原作のいろいろな要素を丁寧に実写化してたけど、そこだけは旧来のドラマを踏襲してたなあ。
でも、ドラマ版のオリジナルかと思ったエピソードが、あとで原作に登場してくるとは思わなかった。原作が連載中でドラマ先行のエピソードって、他にもあるんだろうか。むしろ最近の流行り?

文庫。
『巨星』を片付けたら間髪いれずに『シンドローム』に取りかかって、続いて『アリス殺し』。この『シンドローム』と『アリス殺し』は奇しくも相当にクセが強くて、読み進めるのがしんどかった。特に『アリス殺し』は言葉尻をとらえたり揚げ足をとったり話の腰を折ったりと、文章の下半身を徹底的に攻める流派なのでいやはや強敵。俺もブラジリアン叙述とか習おうか?などという考えがちらっと頭をよぎるが、もちろんそんな“書く闘技”を習ってる余裕(ヒマ)は微塵もなく、すぐさま『ナイトフライヤー』と『指名手配』に取りかかって、どちらもほぼ一気読みでねじ伏せたところへ『グッド・オーメンズ』と『スウィングしなけりゃ意味がない』が立ちふさがってきて、もう半泣きになりながら取っ組み合いしてるところへ『壊れやすいもの』と『IQ2』が次の対戦相手に名乗りをあげてきてマウスピース噴いた。
なにこれ。連戦すぎるし強敵すぎる。なんで文庫で百人組手やってるの俺? てか角川のマッチメイクおかしいだろニルゲイ三連戦だぞ。ほんとは嬉しいんだけどもうちょっと間隔空けてくれ、こうも矢継ぎ早だとしんどいわ。さすがに活字が嫌いになりそう。嘘。それだけはない。
絶対にない。

それと、今ハヤカワで百合×SF的なフェスやってるんだけど、ラインナップに『機忍兵零牙〔新装版〕』が含まれてて首をひねる。旧版を読んだことあるんだけど、百合要素あったっけ? くそっ、全然思い出せん。読み返そうにも、本の山のどこに埋もれているやら。もう新装版買っちまおうかな。
あと『〔少女庭国〕』もなあ。これ百合か?と問われると正直かなり悩むし、そもそもSFなのか?というところもちょっと怪しい。ヘンリー・ダーガーの例のアレをラノベとかアニメっぽくリビルドしたようなお話だし。こういうフェスをやるなら、もうちょっと分かりやすい一般的な百合でお願いします。