ゴセシケラボ

合成神経細胞群塊研究所電信網分室。嘘。文庫本とか漫画とかアニメとか。あと『セブンズストーリー』。

マンガの話

紀伊国屋山の初回アタックでは、『宝石商のメイド』第三巻をゲット。こちら、発売日が『セブスト』サ終の直前のうえそのころ熱出したりもしてたので買いそびれてて。
これと『瑠璃の宝石』読んでるんだから、おっ宝石好きなのか?とか思われるかもしれませんが、まったくそんな事はなくて。好きなのは「解説」なんですよ。宝石の事はあんまり知らないけど、その知らない事を分かりやすく解説してくれる、そういうのが好き。
『宝石商のメイド』は、ほぼ全ページ裁ち切りの大きなコマ割りで、細かいところまで精緻に描き込まれた絵も見どころ。

じゃあメイドが好きなのか?というと、やっぱりそんな事もなくて。でもメイドが主人公のマンガ、他にも買ってるなあ。『メイドさんは食べるだけ』。
英国のお屋敷に勤めるメイド、スズメが、日本で独り暮らししながらメイド服で街を散策していろんなものを食べる。だけのマンガ。なんだけど。
ずっと気になってる事があって。
第一話で、日本の空港に着いたスズメがお屋敷に電話すると、ご主人様から「屋敷が倒壊したのでしばらくそっちで暮らしてほしい」と言われてて。つまり、屋敷が倒壊したので一時帰国したんじゃないんですよ。何らかの目的があって日本を訪れたら、飛行機乗ってる間に屋敷が倒壊してて帰れなくなったという流れ。
そのスズメの目的がわからないんですよね、なんで日本を訪れたのか。これが劇中で全然描かれなくて。
何かを運ぶ、あるいは受けとる? いやそれは空輸で済む話。じゃあ何かメイド修行に来たとか? でもこれまでのお話ではあまりメイドらしい事してないんだよなあw(時おりそれっぽい所作は見せる)
だいたい、容姿はほぼ日本人(瞳は青い)で日本語も堪能とはいえ、スズメは元々英国暮らしで日本には詳しくない(稲穂を見て「これがお米?」とか言っちゃう)んだから、とりあえず英国へ帰国した方が独り暮らしも楽なのでは?
もういろいろ考えすぎて、そもそもお屋敷は本当に倒壊してるのか?スズメを日本で独り暮らしさせるためにご主人様が嘘をついてるのでは?てところまで思考が迷走中。
まあ、スズメが可愛いからそのへんはどうでもいいか。
あと銀杏のお話の時、スズメが「落ちてる銀杏を拾いに行きましょう!」て言い出さなくて本当に良かったw

そんでもって梅干しの話。
なんか「梅干しが売れません」てツイートに、“はちみつ漬け”とか“減塩”みたいな製品じゃなくて、白米に合うしょっぱ酸っぱい梅干しを作れば?的なリプライが多くて。
俺も、まあそうだなと頷いたんですが。
いやちょっと待てよ、そもそも米の消費量って年々下がってなかったっけ? て事は、白米にベストマッチな梅干しを作ってもこの先消費量が上がる見込みは薄いのでは。
つまり梅干し業界に必要なのは「脱・白米」なのかもしれない。米よりパン、麺に合う梅干し。あるいは、ドライフルーツみたいにぱくぱく食べられる梅干し。スナック菓子とかジュースの開発。洗剤とか抗菌剤の原料とか。
いろいろ言ってるけど特にオチもなくこれで終わります。