ゴセシケラボ

合成神経細胞群塊研究所電信網分室。嘘。文庫本とか漫画とかアニメとか。あと『セブンズストーリー』。

今期のアニメについて:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』他

ヴァイオレット・エヴァーガーデン
原作はラノベなんだっけ?まあその程度の知識で視聴。
見てて設定的にいろいろ引っ掛かるんだけど、特に主人公の義手が気になるんだよなあ。
世界観的に魔法だの超テクノロジーだのがあるわけでもなさそうなのに、現実の義手よりも遥かによく動く代物。しかもその義手を初めて目にした人はハッと驚きはするけど不審には思わない、つまりその種の義肢は一般に認知されてるっぽいんだけど、でも主人公以外に義肢を使ってる人が出てこない。
なんだか、主人公のキャラ付けのためだけに義手という設定が付加されたようで、しっくりこない。
それとは別に、主人公のスカートの構造が謎w あれ、すっげえ座りにくそうなんだけど。それとも、どんな固い座面でも長時間座っていられるように、蛇腹式のクッションを兼ねているんだろうか。だったら他のドールも同じ格好してるはずだよなあ。うーん。

ゆるキャン△
これも原作未読。
なかなか面白かった。子供の頃、わりとキャンプとかやった方だったんで、いろいろ思い出した。その思い出と照らし合わせてみると、あいつらのキャンプ全然ゆるくねえ!クッソ本格的じゃねえか!
しかも、主人公たちがふと思い付いて試したことはほとんどうまくいってるから、あれ見て「なんだキャンプなんて簡単じゃねえか」と迂闊に手を出したらことごとく失敗して泣きを見る人が多く出そう。キャンプなんてあんなうまく行くことばかりじゃねえぞ。
そもそも劇中、晴れてばっかりだしな。いっぺんでいいから、雨に降られて失敗だらけの惨状、キャンプの厳しい一面を見せて欲しかったかも。

宇宙よりも遠い場所
これも丁寧に作られたよいアニメ。
でも、あんなにあっさり南極に行けるとは思わなかった。もっとこう、行ける行けないで揉めるのが本筋かと思ってたんで。
あと、南極に実際に行っちゃうとお母さんの遺体とご対面するんじゃないかという懸念もありつつ、実はお母さん生き延びてましたっていう超展開オチの可能性もありそうな、そんなシリアスとコメディの微妙なバランスも見事でしたw