ゴセシケラボ

合成神経細胞群塊研究所電信網分室。嘘。文庫本とか漫画とかアニメとか。あと『セブンズストーリー』。

アルティメットファイヤ!

今日も今日とて『セブンズストーリー』。

・フェクタの個別エピについてぼんやり考えていたら、ふと気づいた。ここにイシーヌが出てこないのってちょっと不自然じゃない?
イシーヌは星2の冒険者にして料理人。その料理の腕前は食通仙人アジミールをも唸らせるほど。つまり、フェクタに美味しい食事をご馳走するならまずイシーヌに頼むのが定石で、そうしていたならそれこそ前菜からメインディッシュにデザートまでのフルコース料理に始まり、野営に適したお手軽アウトドア糧食やらB級グルメ飯のちょい足しレシピやらより取りみどりだったはず。
だがイシーヌは出てきてない。なら、それにはきっと理由があるに違いない。ちょうどフェクタの食事会と同時進行で、何か事件が起きていたという事。
五秒考えて「イシーヌは、ソアラが持ってきたヤバい食材をなんとか人間が食べられるように調理、いや“加工”するのに忙しくてフェクタ側に参加できなかった」という結論に達しましたw 裏のエピソードが補完されてしまったw

・ああ、だからフェクタ側で料理できる人間が一時的に足りなくって、ついファルメアさんが作っちゃったんだろうなあw
まあファルメアさんだけじゃなくて、他にも誰かしら作ってた可能性はあるし。これまでのバレンタイン&ホワイトデーイベントでお菓子作ってた面子あたりが、影ながら頑張ってたと願うしかない。
イシーヌ以外で料理が得意そうなのは、エピソード的にイライアス、ヴォクス、レヴランスか。あと完璧メイドのディサラも料理の腕は確かだろう。イルミナは、いちおう基本的なメニューはこなせるだろうけど、たぶん作ってる最中に必ず一回は大きなドジをやらかすw
ウェイトレスコンビのソニアとオルデンヌは、いかにも料理できそうなイメージだけど実はそうでもないってのがパターンかな。ソニアは全然ダメで、オルデンヌは具材を炒めるだけの簡単パスタならなんとか、みたいな。

・しかし、ソアラのあのキャラって今さらながら一コママンガのネタのせいだよな。
この一コママンガとユニットの設定、どっちが先でどっちが後かは分からないけど、マンガの中にはユニットの設定を元にして、それをさらに“盛ってる”とおぼしいネタが多い。
例えばフローリア。星2のヒーラーだけど、未熟な腕前ながら世界中の怪我人を治療したいという高い志の持ち主。ただ、ホーム画面でのセリフには、
「怪我人はいませんか? いないのはいいことですね……ああ、治療したい……」
とポロッと一言愚痴をこぼすものがある。
これを受けたフローリアの一コママンガは、
「治療したい……でも皆さんには怪我してほしくない……ああっでもやっぱり治療したいーっ!」
とかヤバめの禁断症状みたいな“盛った”描写にw

・こういう感じのマンガの影響が強すぎて、キャラが変わっちゃったユニットがソアラ。星3のエルフ少女。
エルフにしては珍しく行動的かつ好奇心旺盛なソアラは以前から冒険の旅に憧れており、それを実現させた今は旅先で出会う初めて見る料理に興味津々……と、プロフィールやホーム画面ではこんな感じ。
だけど一コママンガでは、
「これ食べてみたいんですけど調理お願いできますか?」
とマモノのドロップアイテムをイシーヌに差し出してドン引きされてるw
しかもその“食材”は、どう見てもただの木の枝とマモノゼリー(“ゼリー”と美味しそうな名前だけど、フレーバーテキストによれば一般的には肥料に使われるアイテム)で、他のちゃんとした食材と間違えたとかの言い訳がきかない代物。
おかげでソアラには「ゲテモノ好き」というイメージが定着し、何か食べ物に似たマモノやアイテムが登場するたびにソアラがイジられ、ついにはイベントで巨大タコ型マモノに対し「おいしそう……」と呟くソアラが公式に登場してしまってキャラ完成w

・続いて、個人的にひどいと思うのがチュリエ。星2の元仕立て屋で今冒険者
このチュリエ、目立った被害は出てないので分かりにくいけど、ユニット本来のキャラと一コママンガで描かれるキャラとの差がひどすぎる。
まず、ユニット詳細や個別エピソードでみえてくるチュリエはごく普通の女の子で、仕立て屋としてはかつて王都で店を構えていたほどの腕前。言動については、しゃべり方がちょっとおっとりしてるのが目立つぐらいで、ヤバい感じはまったくない。
なのに一コママンガでは「セプティムさんとお話ししてたらエスカレートしちゃって、旧ラビィを模したピンク色のウサギの着ぐるみを隊のメンバー全員に着せるべく無焦点の白目で一心不乱に着ぐるみを作成する」ヤバいキャラになっちゃってるw なんでいきなりそんな事になってんの?
そしてさらにヤバいのが、クリスティアの一コママンガに登場するチュリエ。
クリスティアは、聖騎士としての生き方が刻まれた証という信念を持って、戦闘中に破れた服を破れたままで身に付けているんだけど、そんなクリスティアにチュリエ(無焦点の白目)が針と糸を持って迫り、
「待ってください! これは直さなくていいんです!」
というクリスティアの悲鳴も耳に入らない様子で、はーはーと息を荒くしながら修繕を強行しようとする。これもうディサラ式分類で新種のマモノに認定される奴w

・でも、このチュリエのキャラ付けも、ネフィムおばあちゃんが登場してチュリエの師匠だと判明するとちょっと納得できる。
そりゃあお針子の修行時代、事ある毎に「お前もセーターにしてやろうかあ!」とか罵声が聞こえてきてたんじゃあ多少のトラウマはやむを得ないw

・あとソアラの個別エピソードもひどい。というか、ひどい方向に変わっちゃった。
そもそもは「エルフの伝統的なお菓子を作ろうと思い付いてみんなで材料を集めたけれど、実は詳しいレシピを誰も知らなかったよ(ギャフン)。でもとりあえず手探りで作ってみよう!これはこれで楽しいよね♪」という、ほのぼのしたお話。
だけど、一コママンガや個別エピでキャラが定まってしまった今の目線で見ると、ソアラが食材を集めてファルメアさんが調理に参加してるって、それ絶対まともに食えるものが出来るわけないじゃんというオチにしか見えないのがつらいw

・一コママンガの影響ってのは他にもあって。
一番有名なのはエルウィンの編成効果かなあ。ハボットの一コママンガでエルウィンと共演してて、でもあのネタってハボットよりむしろエルウィンが主人公で、んでその結果エルウィンの編成効果が「ハボットがパーティーにいる時、自分の攻撃・防御アップ」ていう極めて限定的なものになっちゃってw
うろ覚えだけど編成効果が実装された頃って確かまだエルウィン無双がギリ続いてたあたりで、だからそんなにエルウィンを強くするような効果を載せられなかったのはまあわかるけど、それにしてももう少しつぶしの利く効果にならなかったものかとw
ウェルメーフが正月限定ユニット化でこたつ型浮き砲台になっちゃったのも、一コママンガで「部屋を片付けるくらいなら魔力消費して浮いてる方がマシ」から来たはず。
あと、ロンとヴォクスがやたら秩序がー秩序がーと言ってるのも、たぶんヴォクスの一コママンガで二人が秩序勝負しちゃったせいだと思うw
細かいとこでは、クリスマスリッカのアビリティ「リッカはへーき!」は、ラシオのマンガでチラッと登場してるのが元ネタとか。
こういう流れだと、例えばマロンやランの新サブスキルでラビィを召喚しての合体攻撃が実装されたり(ラビィが火の輪や氷の輪をくぐらされるw)、レオノーラの新アビリティでHP回復時に睡眠付与がついたり(デメリットでしかない)、シュネイルの歌攻撃とかテレジアの旧ラビィ大量召喚とか、そういうのもフィードバックしないかなと夢が広がりますよねw

・もちろん、一コママンガの方が影響を受けたケースもあって。当たり前だけど、このパターンはマンガが後から追加された後発組に多い。
例えば、“樹医エルフ”シェンマのマンガは実質エルウィン&ハボットの続編(二コマめ)だし。
ローニャがレイドの会話パートで帽子をネタにされてしまって、そしたら一コママンガがそれを元に“盛った”ネタをぶっ込んでくるしw たぶんここからローニャのキャラ崩壊が始まるw
ルーディ先生の短パンネタも、これ元々は先生ファンのプレイヤーさんから発信されてたような気がw
さらには一コママンガに限らず、例えばエルウィンの甘味好きキャラとか、いろいろなイベントや個別エピなどで何度もイジられてる間に少しずつエスカレートしてる気がする。あと、大食いキャラもガーネットだけじゃなくクリスティアとかいろんなユニットに飛び火した感があるし。
こういうのって一回やっちゃうと楽しくなっちゃって、なかなか歯止めが効かないんですよねえw(個人的感想を含む)
最近では、筋肉フェチという夏の浜辺でイジりやすい趣味を持ったエセルが、金曜からの新規夏イベントでどのくらいイジられるのか今から楽しみですw このイジりのためだけにクアトロの水着アバターを実装するとか、無茶やって欲しい……!w


・ちなみに。
「おすすめのアウトドア糧食って?」
イシーヌ「うーん、えのころ飯かな」
「ガチの戦場飯じゃねえか!!」
シルヴィア・オランジェ・アヤコ「!!?」ビクッ
ビャッカイ「これだから薩州の蛮族は嫌いなんだよ!!」