ゴセシケラボ

合成神経細胞群塊研究所電信網分室。嘘。文庫本とか漫画とかアニメとか。あと『セブンズストーリー』。

ひとしきり 吠えたきり 閑古鳥!

しかしもう六月も終わりとか。早すぎる。誰や、2020年RTAで最速タイム叩き出してるのは?
はっはーん、わかったぞ。四月の桜に雪が降った奴、あれバグだな。誰だか知らんがバグ技使って二月三月を短縮(ショートカット)したせいで天候バグったんだな。こりゃあ、今年の夏は八月三十二日があるかもな?

それはそれとして。
今さら一~三月のアニメの感想とか。

『むれなせ!シートン学園』
良質の動物トリビアコメディ。エロ方向に振ったところも良し。あと地味にスーパーツダケンタイム。

『ID:INVADED』
人の無意識を映像化。殺人事件と名探偵という推理ものに言葉遊びなどの要素を加え、面白さとややこしさの絶妙なバランス。無意識世界の中からまた別の無意識世界に入るとか始めた時にはどうなる事かと思ったけど、そのへんもうまくさばいて綺麗に着地。そしてスーパーツダケンタイム。

『pet』
人の記憶や感情を映像化。『ID:INVADED』がロジカルな作りだったのに対し、こちらはウェットでエモさ強め。いかにも続編ありそうな終わり方だったけど、どうなんでしょ。

ドロヘドロ
これも、ここで放り出されたら困りますよという最終回。
次を待つより、原作に手を出した方が早いんだろうか。早いよな。早いけどさ。

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
これも面白かったなあ。てか、えりぴよさんが面白すぎた。普通の漫画なら、くまささんだよ主役は。

『22/7』
なんだか、どうも腑に落ちない終わり方。「あれもこれも全部“壁”の手の内でした」て言われても、こっちは「そうでしょうね」としか。
滝川を“破壊者”として覚醒させたんなら、“壁”も完膚なきまでにぶち壊して欲しかったなあ。

『虚構推理』
面白かったんだけど、鋼人七瀬編がやや長すぎた。鋼人七瀬編の前に、もう一つくらい短めのエピソードとか欲しかったかな。

『歌舞伎町シャーロック』
新宿をロンドンに見立て、歌舞伎町をベイカー街221Bとしてシャーロック・ホームズを配したところに落語を混ぜ混むという奇想が面白かったんだけど、中盤からの展開がもう一つ跳ねなかったかなあ。なにより、主要キャラにモリアーティを名乗る人物がいたから、もう劇中で何が起ころうが「どうせ黒幕はモリアーティでしょ?」てなっちゃうし。そこは「モリアーティが黒幕だと思った?残念!」みたいなミスリードかましてくれるのかなーとワクワクしてみたけど、ねえ?



そして今さら『リュウソウジャー』。
そもそも『リュウソウ』って、放送前は、手堅い作りなんじゃないか?って言われてたんだよ確か。
まず、前の戦隊が1シーズンに二つの戦隊という変則的な『ルVSパ』だったんで、次の戦隊は手堅く行くんじゃないかって予想もあって。そしたら、恐竜モチーフで変身の時にダンスするらしいとか、過去のいいとこ取りみたいな情報が聞こえてきて。そりゃ手堅いわと。それがあなた実際蓋を開けてみたら、あそこまで振り切った作りになるなんてねえw
最終回。
レッドのコウが臨死体験的な描写があって、その時コウの後ろ姿を見ながらふと思ったのは、「これ、このまま漫画『ドリフターズ』の世界に召喚されねえかな」ってw
いや、単にコウの後ろ姿、服装やたたずまいがあの島津豊久に似て見えたってだけなんだけど、性格的にも、お豊の隣にコウを配置するとめちゃめちゃ納まりがよさそうだよね。まあ単純に“妖怪 首おいてけ”が二人に増えるだけかもしれんけどw
ワイズルーとクレオンの生存エンドは、まあありそうだよなとは思ってたけど、プレシャスも生き残るとは予想外。この三人組、性格の相性的にはとにかくプレシャスだけにストレスがたまっていきそうでツラいw でも外伝とかVシネでは大活躍しそうなトリオだw
最終回になんとか登場できた、ういちゃん。太った?みたいなツイートもあったけど、たぶん違うよ。収録中が痩せてた、消耗してたんじゃないかな……。



文庫。
まず『マーダーボット・ダイアリー』。
面白かった。主人公の警備ボット(自称は殺人ボットとか“弊機”)の倫理観が特殊すぎて素敵。そういう部分で、“弊機”が他のボットや宇宙船の管理AIとの会話が秀逸。ボットたちと比べると、人間たちの思考や行動は不合理きわまりない。
続いて『機巧のイヴ 帝都浪漫篇』。
まさにジェットコースターなんとかって奴で、先の予想がつかない展開が次から次へと。結果、なんだかすごいところへ連れていかれて、これどうやって決着つけるの?って思ったら、ものすごいアンチクライマックスなラストシーンで腰を抜かしそうになった。いや面白いんだけど、この終わり方でいいの?
次は『クララ殺し』。
『アリス殺し』の続編となれば、これはもう一筋縄ではいかない怪作。ていうか、小林泰三作品読みすぎたせいか性格が歪んできた気がする俺。邪悪かつ悪知恵の働くキャラに触れすぎた。
そして『追想の探偵』。
面白かったけど、おかしいな?月村了衛作品なのに荒っぽいシーンがありませんよ?
で、今読んでるのは『黒王妃』。
なんでフランスって国は、どの時代もこんなに面白いのだろう。